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伝統工芸品からハンドメイド雑貨まで買える

南部箪笥のショールームがあり、靴べら等の木工小物や南部箒などの伝統工芸品、人気のそば枕、ハンドメイド雑貨などが幅広く揃う産直。特産のあま茶や地元野菜が豊富で特産の鶏肉を使った弁当・惣菜、併設のレストランも大人気。
​道の駅おりつめ オドデ館
九戸村大字山屋2-28-1     0195-42-4400
8:00-19:00(1/1-1/2休み)

取材日 INTERVIEW 2018.12.7(写真撮影は別日あり) ※施設情報、入荷状況や価格は取材時のものです。

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入って驚く、南部箪笥の伝統から現代までのショールーム

高速道路の九戸インターから近く、トラックやバスも入ってこられる広い駐車場。通年で品揃えの豊富な産直に、レストランが併設。九戸村にある道の駅おりつめオドデ館は、平日も休日も、立ち寄る人と車で賑わう産直だ。
遠方からの観光客も多い一方で、日常使いの人も多い。スタッフさんによると、最近では海外の観光客の方が来ることもあるそうだ。週に一度、地域のラジオ局が、収録スタジオとしても利用する。

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入って、野菜、特産品と続いて、目に入ってくるのは、大型家具も揃う「マルイ造形家具工業」さんのショールーム。九戸村で、伝統的な技法を守りつつ、岩手の伝統工芸品である南部箪笥を製作している工房だ。最近では、職人の技術を生かしたモダン家具やテーブルの中心に炉を据えたダイニング火鉢なども製作している。地域の内外で知名度の高い、工房さんだ。

時期によって、製品は入れ代わるが、サイズ様々な南部箪笥。食器棚やソファ。ダイニング火鉢、モダンテーブル。靴ベラやブックスタンドなどの木工小物も。どれも洗練されたデザインで、うっとり眺めていると、そのまましばらく時が過ぎていく。

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職人技の、南部箒

そこから少し視線をずらすと、「どうぞお試しください」の紙と一緒に、箒がかけてある。
九戸村にある南部箒の「高倉工芸」さんだ。先端の縮れが強く、ホコリもよく絡めとるため、掃除機にも負けない箒を作る、こちらも地域内外で有名な工房さん。メディアで紹介され、一時は、なかなか手に入らなかった時期もある。独自の技術で、1本ずつ丁寧に作られており、小さなサイズの箒は、洋服の手入れ用。大事な洋服を、長持ちさせる箒。
「マルイ造形家具工業」さんも「高倉工芸」さんも、この地域で常に店頭で製品が手に取れる場所は、オドデ館のみだ。

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伝統工芸品に限らず、地域の人が作るハンドメイドの雑貨も種類が豊富。人気をスタッフさんに伺うと「そば枕」だそうだ。使って心地よい、と家族用にリピートするお客さんもいて、値段も手頃。スタッフさんも気づくと、数が減っているという。
他にも、布小物やアクセサリー、インテリア雑貨など、九戸村の人の遊び心がつまったカラフルな雑貨が所狭しと並ぶ。円通寺さんの「ほず袋」も、ここには置いてある。

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自然な甘さは、砂糖の200倍なハーブティー、海外にも輸出される「あま茶」

九戸村の特産品は、鶏肉やせんべい、かっけ、炭…と色々あるが、その中でも珍しいのが「あま茶」。
九戸村は国内有数の産地で、ガクアジサイに似た低木樹の葉を発酵、乾燥させる。入れると普通のお茶に見えるが、飲むと、そのままで「甘い」。取材スタッフ、初めて飲んだ時は、びっくりしてお茶の入ったカップを二度見した。
ノンカフェインのハーブティーとして海外にも輸出され、甘いものが飲みたいときも、砂糖不使用なので健康志向。古くから生薬材料としても、取引がされている。

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通年通して、野菜はもちろん、総菜やパン、菓子も豊富

春の山菜、夏の夏野菜、秋のきのこ、果実…と1年中、オドデ館の店内は彩り豊か。
お惣菜も豊富なので、レストランが併設されていることもあって、昼時の敷地内は賑やか。弁当、おかず、食後の甘いものまで、誘惑が多い。何とか選び終えて、店内を出れば、豆腐田楽のいい匂い。

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名前の由来は、上半身フクロウ、下半身は人間の不思議な怪鳥

館の名前の「オドデ」。耳慣れない言葉だが、村の人には馴染みの名前。昔話に出てくる生き物で、今は村内で神様として祀られている。人間の言葉を話し、運勢や天気、病気を言い当てるなど不思議な力を持っている。
「オドデ様の滝」というところにも像があるが、ここにもオドデ様の像がある。店内には、昔話も。

 

不思議な神様の名を冠する、村の賑わい処。オドデ様の像の前に立つと、ここで何か、面白い出会いがあるかもしれないと思う。

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取材日 INTERVIEW 2018.12.7(写真撮影は別日あり) ※施設情報、入荷状況や価格は取材時のものです。

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