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ハンドメイド雑貨を選びながら、ちょっと一休み

布小物等を中心に地域の作家によるハンドメイド雑貨などを展示販売する小さなまちの駅。地元作り手の展示もある。
地元のお土産品が揃うほか、一休みでき、小さな子どもの遊べるフリースペースがある
まちの駅 まさざね館
九戸村大字伊保内11-47-1 0195-42-2226
9:00-18:00(年末年始休み)

取材日 INTERVIEW 2018.10.31 ※施設情報、入荷状況や価格は取材時のものです

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人気の武将、九戸政実に縁のある名を持つ建物

九戸村の町中を走っていると、ちょっと気になる名前の建物が見えてくる。「まさざね館」。
かつて、この地域を治め、優れた武将であった「九戸政実(くのへまさざね)」に由来する名称だ。館ができるときに、公募して採用された名前だそう。商工会が運営を行う、町の物産館で、村内で人気の菓子などのお土産品、作り手の作品展示やハンドメイド雑貨などの販売がされている。町中だけれど、駐車場もあるし、休憩スペースもある。館内は木のぬくもりがあって、明るい。2018年に、OPENして7周年を迎えた。

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買い物処が近くに少ないので、地元の人が買い物に来たり、観光客が地域を巡る途中に、「まさざね」の名前に魅かれて、ふらりと立ち寄ることもあるという。たまに九戸政実の資料館だと思って入ってくる方もいるらしく、スタッフさんも「本当は、もう少しこのコーナーに、九戸政実の資料とかで充実できればとは思う」。とはいえ、地元の観光案内の資料コーナーはしっかりしていて、九戸政実の資料もある。近隣地域のパンフレットやイベントのチラシなども結構そろっていて、手に取りやすい。九戸政実は、九戸城跡が、日本の続々百名城に選ばれ、聡明で劇的な最期というストーリーもあって、近年、人気の武将だ。二戸市に九戸城があり、九戸村内にも縁のあるお寺などがある。観光ツアーやイベントも多く、調べていくと面白い。

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村内のお洒落なハンドメイド雑貨や本格的な作品も

店内は、食べ物のお土産品が多いが、村内の作り手の陶芸、木工品、ハンドメイド雑貨も展示・販売されている。壁面の箱を並べたような棚に、それぞれの作品が並ぶ。トイボックスみたいだ。クラフトマップで掲載した作り手の「CURRO」さんと「ART MIYABI M.M」さんも、コーナーを持つ。

CURROさんのコーナーは、いつも賑やかでカラフルだ。

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M.Mさんのコーナーには、壁に飾れる絵画や小物。

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マルイ造形家具工業さんの、木工小物も。陶芸や、お洒落な雑貨も。

作り手によっては、季節ごとに小まめに作品が入れ替わる。

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お土産コーナーには、九戸村特産のあま茶を使った「あまちゃでかっぽれ」。お煎餅。人気のパンは、取材日はもう残り1つだけ。地元の人も「おつかいものに」と、ここでお土産を買っていくらしい。

さらに「市日」には、その日限定で、お弁当と野菜が並ぶ。この地域は、「市日」の文化が根強く残る。各地域、毎月、決まった日にメインストリートに、その日限定の市が立つ。昔ながらの光景で、その日を楽しみにしている人もいる。九戸村の市日は、毎月、7のつく日だ。「市日の日は、賑やかになりますよ」とスタッフさんの顔が綻ぶ。

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無料休憩スペースとキッズコーナーは、誰でもどうぞ

奥には、無料の休憩コーナーとキッズスペースがある。休憩コーナーは、地元の人でも観光で立ち寄った人でも、誰でも自由に使える場所。観光パンフレットを眺めながら、気軽にほっと一息できる。ドリンクコーナーも充実していて、ちょっとしたお菓子も販売しているので、休みの日には、中高生がいることも。
ちょっと珍しいのはその先の、キッズコーナー。館は「いわて子育て応援の店」で、こちらも誰でも気軽遊べる。ゆるっと可愛い人気のキャラクターのぬいぐるみまであるものだから、思わず、近くに寄ってしまう。取材スタッフはもう絶対に乗れないが、可愛いコアラの乗り物まで。
2階には、会議室などの貸しスペースがあって、地域の人に貸出している。

地元ラジオの事務所もあり、村の人の集まる場所にもなる。

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「いつでも気軽に立ち寄ってください」とスタッフさん。夏は涼しい場所、冬はあったかい場所に集まって、冷暖房をなるべく使わず、省エネに繋げるウォームシェア・クールシェアのスポットでもあるそうだ。ドライブがてら、九戸政実巡りの途中に、町中を通って、地元の人の生活をのんびりと眺めながら、立ち寄れるスポット。

取材日 INTERVIEW 2018.10.31 ※施設情報、入荷状況や価格は取材時のものです

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